全米日系人博物館:
開館10周年記念し晩餐会
援助資金提供者を表彰
2009年5月9日

謝辞を述べるヤノ館長
日系アメリカ人の歴史や体験を伝える全米日系人博物館(アケミ・キク
ムラ・ヤノ館長)は 4月25日夜、センチュリー・シティのハイアット・
リージェンシー・センチュリー・プラザ・ホテルで展示館開館10周年記念
の祝賀ディナーを開催した。
日系人コミュニティーの協力のもと1999年1月23日に、展示館がオ
ープンし、今年で10年目。この展示館創立のため中心となって尽力した援
助資金供与者たちに感謝の意を表し、過去の同館の功績を振り返る特別イ
ベントとなった。また、同館の運営資金集めのチャリティーオークション
も行われた。
ケイコ ・カワシマ 、カート・ クニヨシの両氏による国家斉唱(ピアノ
演奏=スコット・ナガタニ氏)、先亡の援助資金供与者に黙とうを捧げた
後、ヤノ館長、ユニオンバンク頭取兼代表取締役で今回の祝賀ディナー委
員会会長の田中正明、同館評議委員会会長のアーネスト・ドイザキ の各氏
により開会が告げられた。
今回の祝賀会で同館への長年の援助と功労を表彰されたのは、ジョー
ジ、サカエ荒谷夫妻、 マナビ、 スミ・ヒラサキ夫妻、トシオ・イナハラ
博士、チズコ夫妻、故シグフレッド・カガワ、故レイソウとシズカ・ミヤ
モト夫妻、 故コウイチ、トヨ・ネリオ 夫妻、 ジョージ ・タケイ 、ポー
ル・テラサキ 博士、ヒサコ夫妻、故トオル・ワタナベとサチコ夫妻、 フ
ランク ・ワタセ 、故ショーンとシズコ ・ ヤマウチ夫妻、故ユキ・タケオ
とミヨコ夫妻の各氏。各功労者の歴史や活動などをビデオで紹介した後、
ステージでヤノ館長とドイザキ氏よりレイを贈られた。
最後に、1988年に館長に就任し、2008年引退まで過去20年間に
わたって同館を先導してきた前館長・最高責任者アイリーン・ ヒラノ氏の
長年の功労を称え賛辞を贈った。それを受け、同氏は同館の運営と功績に
協力、援助した人々の名前を挙げ、献身的なボランティアの助力、家族を
含めた皆に謝意を表し、「今後とも変わらぬ支援をよろしくお願いしま
す。これからも、(日系アメリカ人の歴史を伝える上で)密接に役に立つ
組織であり続けましょう」と引き続きの力添えを呼び掛けた。
日系人初の上下両院議員となったハワイ州選出のダニエル・イノウエ上
院議員とカリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校の大学専門研究学部
長のミシェル・マキ博士が、より多くの人に日系人の歴史や文化を知って
もらおうと子供たちを博物館に招待する企画で、そのためのバス資金を募
る「Bid for Education」への協力を求めた。この企画の発案者でもあるイ
ノウエ上院議員は、「この企画を9年前に始めて以来、約2万人の子供た
ちが毎年、(全米日系人)博物館を訪れる。去年は2万6000人もの子
供たちが来館することができた。今年は3万人を目指そう」と資金援助を
求めた。
祝賀会の開会前に開かれたサイレント・オークションでは、シーフード
のブッフェ、高級車レクサスなど、多くの企業、個人から寄せられた品物
がずらりと並び、大勢の人で会場が賑わった。イベントの総合司会は、日
系人初のCNN元ニュースアンカー、サチ・コト氏が務め、同氏の閉会の
辞で、祝宴の幕が閉じられた。
【秋山千聡、写真も】
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