LTSC・日本酒試飲会:
蔵元10社、800人に59銘柄紹介
共同貿易の功績称え表彰
2009年5月9日

「ふれあい賞」を受賞した共同貿易の
金井社長(左)とワタナベ所長
社会発展のための福祉事業を展開する「リトル東京サービスセンター」
(LTSC、ビル・ワタナベ所長)は4月23日、ロサンゼルスのカリフ
ォルニア・サイエンスセンターで日本酒の試飲会をメインとした活動資金
集めのためのイベント「 Mystery of Sake」を開催した。約800人の参
加者が日本各地の蔵元が出品した地酒を堪能。また、長年にわたりLTS
Cを支援する日本食卸売業「共同貿易」(金井紀年社長)の功績を称え表
彰した。
LTSCは、二世週祭で過去約10年にわたりファンドレイジングのた
めの豆腐フェスティバルを開いてきた。ブロック8と呼ばれた再開発の区
画整理事業に入っていた大きな駐車場を会場に利用していたため着工後は
閉鎖した道路で行ったが、スペースの制限など活動は縮小され思うような
収益が挙げられず、2007年を最後に開催を見合わせている。
豆腐フェスティバに取って代わるのが、春恒例となったこの地酒試飲
会。LTSCの多岐にわたる活動を支える重要な慈善イベントとして認め
られ、近年の地酒ブームに乗り毎年盛況で、今年も前売りチケットは完売
した。
熱気に包まれた試飲会会場は地酒を中心にブースが並び、人気のすしや
他の和食、フュージョン料理に長蛇の列ができた。参加した蔵元10社は
共同貿易の呼び掛けに応え、LTSCの活動の趣旨を理解し今回参加した
といい計59銘柄を紹介した。自社ブランドの味や特徴、適温などおいし
い飲み方の説明に務め、参加者からは一度にさまざまな種類が試すことが
できる、と好評を博した。
開場前に開かれたVIPレセプションには多くの支援者が参加。ワタナ
ベ所長が開会のあいさつで、LTSCの活動や実績をスライドを使って紹
介し支援を求めた。
「ふれあい賞」を受賞した共同貿易の表彰式が催され、ワタナベ所長か
ら金井社長に感謝状が入った大きなフォトフレームが贈られた。金井社長
は謝辞で、同社の1926年の創業時からの一貫したモットー「日本の味
を世界の人々に」を披露。同試飲会が「日本酒と和食を一般に紹介でき
る」とし、社のプロモーションと同時に社会貢献ができることを喜んだ。
来賓の伊原純一・在ロサンゼルス日本国総領事はあいさつで、多くの酒
愛好家の参加を「酒を楽しみながらLTSCの支援ができる」とイベント
開催の意義を認めた。LTSCに対しては、非営利団体でありながらプロ
フェッショナルな仕事をするスタッフを称えた。
共同貿易は、同イベントがスタートした4年前から毎回、メインスポン
サーとなって日本酒を提供し続けている。金井社長は本社を置く小東京を
愛し、また慈善家としても知られていてLTSCの活動の良き理解者であ
る。LTSCを「意義ある活動をし、30年続けて立派。政府や企業、個
人が支援するのが納得できる」と高く評価し、継続したサポートを約束し
た。 LTSCは、すべての人種を対象にした低所得者救済を目的に19
79年創立し今年30周年を迎える。約150人の職員が働き、活動は多
岐にわたる。小東京の活動ではカーサ・ヘイワ、ファー・イーストカ
フェ、ミューラル、インターネットのワイアレス化などを実現させたほ
か、現在は小東京図書館横の武道館の建設を進めたり、住民会のサポート
や各種セミナーを開いている。
LTSCの詳細は、電話213・473・1608。
www.ltsc.org
【永田潤、写真も】
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