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小東京図書館を22日に引退する
日本人司書のパイオニア
ソロモン淑子さん

2006年7月8日

 めがねをかけているせいか、知的でクールな印象だが、口元の笑みは人
なつっこい。

 7年前、初めてアラメダ通りの図書館に足を運んだとき、「移動図書
館」の話を熱っぽく語ってくれた。小東京図書館の立ち上げからずっと見
守ってきた人ならではの貫禄があった。

Yoshiko

1929年東京生まれ。52年慶
応大学文学部卒。53年から55
年、イリノイ大留学のため米滞
在。日本に戻り、再度渡米、60
年ソロモン氏とロサンゼルスで結
婚。南カリフォルニア大学大学院
で司書の資格を取得、75年から
ロサンゼルス市職員。孫は4人

 父親がオレゴン大学出身だったこともあ
り、大学卒業後、アメリカに来たのはごく自
然な成り行きだった。

 「女の人が仕事をするなんて考えられない
時代」

 アメリカで手に職を、と考え、司書の資格
をとるため大学院に通った。

 資格を取得し47歳で公務員となり、最初
に配属になったのがロサンゼルス市の「移動
図書館(Inner City Bookmobile Unit))。当
時のトップに「ぜひ、日本語の話せる司書と
して小東京に行ってほしい」と依頼され担当
に。

 図書館はまだなく、書籍を積んだトラックが巡回する「移動図書館(ブ
ック・モービル・ストップ)」で、チャイナタウンでひと足早く始まって
いた。小東京では1977年7月にスタート、最初は毎週土曜日、東本願
寺前に2時間だけ停車したという。

 病気をした一年半を除き、司書生活は27年。振り返って何が一番印象
的かと尋ねると

 「『友の会』のメンバーとして移動図書館時代からサポートし、やっと
『地についた』ときが感慨深かった」

 地についた、とは84年、センテナリー合同教会が無償で部屋を提供し
「図書館」開設になったときのことだ。

 仕事を始めて2カ月目に医師だった夫を心臓まひで亡くすという不幸に
見舞われながらも、男の子2人を育て、勤め上げた。孫の話になると、満
面の笑みがこぼれる。(大西、写真も)

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