15歳のとき、映画「カラテキッドパートⅢ」を見て盆栽に興味を持っ
た。パット森田演じる「ミヤギ」が「(空手は盆栽と同じく)答えは自分
の中にある」と言うのに感動。「盆栽は、四次元の世界。自然の美しさに
時間の経過が加わった生きるアート」 世界のブームと裏腹に、日本で
はプロの盆栽家の高齢化が問題という。広い庭が必要、しかもいつも家に
いて世話をしなくてはいけない。世襲制 が基本だが、「若い人の興味は他
に移り、盆栽を作る人が減っている」とずばり。「ミラノのベランダには
植物がある。日本は、エアコンの室外機があるからネ」とも。
憂いているのは、「昔イタリアでバイオリンを作っていたのに、いまで
は作られてない。日本の盆栽も同じ運命かもしれない」。
生け花は盛ん、「メモワール・オブ・ゲイシャ」で着物も人気。でも盆
栽は……。「スピルバーグ監督が、盆栽の映画を作ってくれないかな」
カンのよさと、情熱、社交術で「BONSAI」を世界に広げる若きホ
ープだ。今月末まで米国に滞在、シアトル、セントルイスなど6都市を回
る。(大西、写真も) |