河野氏は、ロサンゼルスは駐在した都市の中で特別な地で「第2の故
郷」とし、JATVニュースなどインターネットで情報を得て、日系社会
を気に掛けているという。有志らは河野氏の「帰郷」を心待ちにし、当初
20人ほどの内輪だけの歓迎会を予定していたが、参加者は口コミで広が
り予想外の反響。会場の定員をオーバーしたため希望者を断ったという。
大きな花束を贈られた夫妻は、記念撮影のリクエストに応え各テーブル
を回った。熱烈な歓迎に河野氏は「叙勲や結婚式のようで感涙にむせぶ、
といった心境です」などと笑いを誘いながらあいさつ。時折、英語を交
え、「訪問ではなく、帰ってきました。私のことを覚えて下さることにた
いへん驚き、エナジーをもらいました。ありがとうございました」と謝辞
を述べ、帰国後に他界した柳瀬友一氏と妙中俊彦氏を哀悼した。
在任中は日系社会を中心に積極的に行事に参加し、250回以上スピー
チを務め、社会に溶け込んだ河野氏。また、「若い日系人に日本を知って
もらおう」と、訪日プログラムを発案した。3世を中心とした全米で活躍
する日系人リーダーを日本に派遣、日本と日系人の橋渡し役となり、その
功績は高く評価されている。
典子夫人は「主人はゴルファーやシンガーではなく、『仕事の虫の外交
官』です」と普段の仕事振りを紹介。休暇はなかなか思うように取れず、
今回は「気合いで取った」というほど、多忙を極めているという。「(河
野氏が)来年も来たい、と言うのでは」と心配する典子夫人だが、内藤さ
んら有志は「いつでも戻ってきてください」と河野氏の帰りを待ち構えて
いる。(潤、写真も) |