川口会長は、「先輩たちから、私たちは多くのことを教わってきた。言
葉に尽くせないほどの恩を感じている。これからも先輩たちに学びなが
ら、日系社会に必要とされ、信頼され、貢献できる協議会にしていきた
い」との趣旨を語り、感謝の気持ちを表した。受賞者を代表して遠藤宏四
さんが謝辞を述べ、海部優子領事が「敬老の日」の由来を紹介しながら出
席者の長寿を祝した。
23日に91歳になるという松本弘司さんの健康法は、多くの人と接す
ること。曹禅寺理事長、エルカミノ・ライオンズクラブなど数多くの団体
で役職を務めながら、今でも週に2日は自分で車を運転して仕事場に向か
う壮健ぶりだ。趣味は、国誠流師範の免状を持つ詩吟。自宅教室で毎週、
後輩の指導に当たっている。
12月に89歳になる遠藤宏四さんの健康法は、尚道会国峯流師範の詩
吟と蘭(オーキッド)の栽培。若いころから酒とタバコはやらず、腹の底
から声を出して吟詠し、庭に出て蘭の手入れをするなど、とにかく体を動
かすことだという。
傘寿の内藤ジャック秀雄さんは、毎朝1時間の散歩と食事に気をつけて
いる。多数の団体役員を引き受けていることが頭の体操にもなり、ともす
ればルーズになりがちな引退後の時間管理に役立っているそうだ。
席上で、朗々と祝吟を詠じた豊田智さんの健康法は、ゴルフ、詩吟そし
て歩くこと。毎日の散歩は欠かせない。招待者の1人ながら、忙しく会場
でビデオカメラを回して記録係りに徹していた伊藤富雄さん(82、三
重)や、若いころ柔道で体を鍛え、帰米後は洗心柔道道場で20年ほど後
進の指導に当たってきた中山登さん(84、鹿児島)らも異口同音に、
「家に閉じこもらないで外に出かけ、体をこまめに動かすこと。忙しく行
動することが、いつまでも若さを保ち、健康維持の秘訣だ」という。
祝いの昼餐をはさんだ2式の余興では、豊田さんらが声量豊かにカラオ
ケを披露するなど、先輩たちから「若々しさ」をもらう形となった今年の
敬老感謝の集い。ユーモアに富んだ司会進行も手伝って、会場は終始、
「青年の集い」のような笑いと活気に満ちていた。(石原、写真も) |