同博物館のアイリーン・ヒラノ館長は、「『外交官の鑑』にとどまら
ず、日米関係を強固にし、かつ日系社会を広げてくれた」と海部領事に賛
辞を贈った。ヒラノ館長は訪日プログラムで団長を務めたことがあり、
「ユーコと派遣団を率いて訪日し、たくさんの思い出を作れたことをうれ
しく思う」と話した。ジョージ・ナカノ・トーレンス市議とジャン・ペリ
ー・ロサンゼルス市議からそれぞれ感謝状が贈られた。
海部領事は、日系社会での最後のスピーチでも気配りをみせ日英両語で
あいさつ。有志らのもてなしに「感慨ひとしお」と述べ、在任中のさまざ
まな人々との出会いを振り返った。誰1人として知らなかった着任時。
徐々に1人ひとりと親しくなり、「家族のような地域の人々に囲まれて仕
事ができて幸せだった」と話した。
近日中に帰任する領事は外務省を退省する意志を固めており、これまで
と同様に家族とロサンゼルスで生活することを明らかにした。退職後はし
ばらくの間ゆっくりと休み、料理や多忙の在職中に作れなかった子供と過
ごす時間を大切にしたいという。
職に就くかは未定で、映像関連会社を経営する夫の正樹さんに片腕にな
ることを申し入れたが、「助手ならいいが、ボスは必要はない」と断られ
た逸話を紹介し、会場の笑いを誘った。もし働くなら、「日米友好に役立
てる仕事ができれば」と希望している。
日系諸団体や企業の代表が代わる代わる海部領事を訪れて記念写真に納
まったり、プレゼントや労いと感謝の言葉を贈った。代表の多くは「領事
をぜひうちに」と目を掛けていて、「引く手あまた」。日系社会が注目す
る動向に、海部領事は「決まれば何らかの形で伝えたい」と述べた。
(潤、写真も)
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