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商品流通管理に新手法:ADiRECTが米進出
紹介で試食会催す
2006年6月3日

 ITを駆使した物流を主な業務とし、このほど米国進出した「ADiR
ECT(アディレクト)」(本社ロサンゼルス、ポール道城社長)は5月
25日、パシフィック・パリセーズのリビエラ・カントリークラブでレス
トランやホテル、食品・流通業者を対象にした「トレーサビリティ・シス
テム」(商品流通履歴管理)を披露。同システムを利用した和牛などの高
級食材を使った日本食の試食会を催し、200人を超える参加者に安全な
食品を扱う上でのトレーサビリティの利点を強調した。

Beef

トーレサビリティを用いた和牛の
講義を務め、霜降り牛を小さく切
り特徴を説明する徳島シェフ


 トレーサビリティは、IT技術の発展によ
り商品が生産者から消費者の手に届くまでの
全過程をデータベース化し、その記録を消費
者が直接見れることにより透明度を上げ、食
品や製品の安全性を証明するもの。公正な取
引ができ、食品の場合は、それがいつどこで
生産され、どのような流通経路を通り、どの
ように加工されたかといった情報を消費者が
バーコード入力することでインターネットで
確認できる。万が一問題が発生した場合、迅
速に対応でき、原因究明や再発防止、品質改
善などの安全性に役立ち、消費者の信頼確保
につながるという。

 同システムの紹介は今回が米国初。今後ラ
スベガス、ニューヨークなど他の四都市でも

 

開催予定。試食会では「安全で質のよい日本の食材を世界へ」をモットー
に、宮崎県産黒毛和牛のほか近江米「Eco Conscious Rice」や秋田県の
「稲庭うどん」、沖縄県の「粟国の塩」などを紹介した。地酒試飲会も行
われ、各ブースは盛況。日本の高級食材が米国に浸透する第一歩といった
雰囲気を醸し出した。

 近江牛と近江米のPRで来米した冨士谷英正・滋賀県議会議員は「われ
われの牛肉とお米は最高級ブランドとして味に絶対の自信を持っている
が、世界に売り込むためには安全性を理解してもらうことが大事。9・1
1テロ事件以降、バイオテロの危険性が指摘され、品質が証明できるトレ
ーサビリティは画期的なシステム」と力説。トレーサビリティを用いた近
江米は収穫前から予約で完売する人気だという。

 滋賀県湖南市で和牛専門レストランを営む徳島明夫シェフは、鹿児島県
産最高級黒毛和牛のブロック肉解体の実演・講義を受け持った。霜降り肉
の特徴を解説し、各部位の切り方やうま味を引き出す調理方法を伝授。レ
ストランやホテルのシェフらが取り囲み、商品価値が高い和牛への関心の
高さがうかがわれた。

 同イベントは、近年高まりつつある健康やオーガニックなどの安全な食
品への消費者のニーズに応えるために実施。日本で人材派遣紹介や旅行な
ど手広くビジネスを展開するADiRECT社は、得意分野の物流とIT
を組み合わせ、安全で高品質な食品(製品)流通管理システムのトレーサ
ビリティを構築。急成長を遂げ、今回の米国進出に乗り出した。今後、同
社のトレーサビリティを用いた商品にステッカーを張ったり、ロゴを店内
に飾りブランド性を持たせ他との差別化を図りたいという。道城社長は、
「安全で良質な食材は和食のいいイメージを膨らませ、食品関係者や消費
者を安心させ満足させることでしょう」と期待を寄せている。

 詳細は、アディレクトUSAまで。Eメール—
 pdojo@adirect.jp
 http://adirect.jp/
  (潤、写真も)

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